2016年01月16日

2015年間発電量のまとめ(第一発電所)


<2015年一年間の発電量(第一発電所)
昨年一年間の発電量のデータを、昨年にならい表にいたしました(下表)。
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下グラフは、左は月毎の1日当たりの平均発電量(折れ線)
右は、月毎の合計発電量(棒グラフ)です。  単位 kw/h

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比較のため、昨年のデータ表を掲載します。
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<振り返ってみて>
昨2015年の年間発電量は、2014年よりも、2604kw/h(4.7%減)も減ってしまいました。

2014年といえば、その2月に記録的な大雪に2度も見舞われたという年です。
ソーラーパネルに分厚い雪(50cm)が2度も積もり、現地に行くこともできない状況で十日あまりもそのままになってしまったので、2月発電量も大きく減少し、年間発電量にとってかなりのマイナス要因となってしまいました。

そんな年と比べても、およそ5%の減少という結果には正直がっかりです。
なぜこうした結果となったのでしょう。原因を自分なりに考えてみました。

まずはっきりしているのは、2015年が稀なほど天候不順の一年であったことです。
特に6月、7月あたりから平年より雨量が多いと言われ始め、7月などは記録的日照量不足というニュースとともに、野菜などが高騰しました。
8月は中旬までは夏らしく、でしたが下旬から9月にかけては、まるで梅雨時に戻ったかのように雨ばかりでした。
日本各地で豪雨被害の多かった夏でした。

10月以降は、やはり例年よりはいつまでも暖かく、同時に雨も多めではあったものの、夏ほどの異常は無くなりました。
と言っても、日照量は2014年に比べて、少なめではありましたが。

この2年それぞれを月別に比較してみて、
昨年2015年が、一昨年2014年の月別発電量を上まわった月というのは、
2月(2014年2月の記録的大雪の特殊要因)と、それに10月との、たった2ヶ月しかありませんでした。
いかに昨年が異常であったかが実感できたというものです。

<季節のギャップについて>
毎年の発電量の推移を見ていつも思うのは、春夏の発電量と、秋冬の発電量とのギャップの大きさについてです。
果たしてどこでも、こんなにも差が出るものなのでしょうか。
施工会社提供のデータやほかの参考資料を見てみても、秋冬がここまで減少するというようなデータはあまり目にしません。
何しろ、当発電所の場合、最多月(5月)に対して、最少月ではほぼ半分かそれ以下にまで落ち込んでしまうのです。

日照の良い平地へ設置したところの場合はどうなのでしょうか。
当発電所の環境は、東西を林に囲まれておりまして、その分日射時間が確実に短くなっておりますので、日の短い秋冬期には春夏に比べて、相対的なマイナス影響の割合が大きくなることは想像できます。
ただ、朝晩の太陽高度の低い時間帯のことであり、そもそも発電量自体は小さいと思っていましたが、実際はかなり違ってくるのかもしれません。
平地に比べ、朝晩で合計2時間ほどは日射時間が短いようですから、これは仕方のないこととすべきなのかもしれません。

また、ソーラーパネルの設置角が10度であるということも裏目にばかり出ています。
傾斜角10度は、最も水平に近い設置角度です。これは太陽の高い時季には効率的に発電します。
ところが、日本には梅雨というのがあるのです。
6〜7月は太陽高度が最も高いにもかかわらず、なのです。残念なことですが。
その上2015年の夏は、9月まで総じて極度に天候不順、異常気象でしたから、10度設置が尽く裏目に出てしまったのです。

こうした要因から、日本での場合、設置角度を夏向きに浅くするなどというのはまったく適さない、と思われます。
確かに、狭い土地になるべく多くのソーラーパネルを敷くためには、そうしなくてはならない。
しかし、そうやってたくさんのパネルを設置したところで、発電量が少ないのでは何もならない。
むしろ、パネル枚数を減らして、設置角度を20度、あるいは30度とした方が実発電量は多いのではと言う気さえするのです。
そうでなくても、初期の設置コストに対して、間違いなく費用対効果は高いのではないでしょうか。

こうした視点での設置角度ごとの実際の年間発電量の違いがよく分かる資料も、よく探せばきっともうどこかで出しているのではないかと思うのですが、施工会社などに聞いてみても満足な回答はほとんど得られませんでした。
施工会社レベルでは、そこまで精密なデータは持ってないようですし、そこまで専門的でもないようです。

むしろ、そんなことより、設置角度を浅くして、パネル枚数を稼いだ方がそれだけ売り上げ増につながるわけですから。

「日本の太陽光発電は、彼岸を中心に設置すべし!」

と声を大にして申し上げたいです。

<中東・北アフリカなどが羨ましい>
日本に比べれば、赤道に近い国ははるかに恵まれていて羨ましい限りです。
ざっと考えてみただけでも以下の点で比較になりません。

・太陽高度が、年間通して高い。ほとんど真上近辺。
   つまり日照時間が非常に長い。また、パネル設置角度も浅い方が発電効率が高いはずです。ということは、同じ土地でも多く
   のパネルを敷くことができます(最も、いくらでも土地が余っている国が多いでしょうね)。
・とにかく好天に恵まれている地域が多い。
   アラブ諸国や北アフリカなどは、砂漠が多いでしょうから、晴天率は比較にならないでしょうね。
   高温による発電効率の低下とか、雨が少ないのでパネル面の汚れの問題(砂漠では深刻かも)などは特有のデメリットではあ
   りますが、、、。

日本での発電量と、いったいどれくらいの違いがあるのでしょうか?少なくとも2倍、いやいや、おそらくそんな違いでは収まらないのではないでしょうか。
個人的に、非常に興味あるところです。







posted by masa at 20:14| Comment(0) | エコロジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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